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2024.04.23

兄弟姉妹への対応、どうする?病児期の家庭バランスのとり方

兄弟姉妹への対応、どうする?病児期の家庭バランスのとり方

子どもが病気になると、どうしてもその子に手がかかり、家族の中での時間や気持ちのバランスが崩れがちです。
特に兄弟姉妹がいる場合は、「病気の子どもに集中しすぎて、ほかの子がさみしそう…」と悩む親も多いのではないでしょうか。

今回は、病児期の家庭でのバランスの取り方について考えてみましょう。

兄弟姉妹もさまざまな気持ちを抱えている

病気の子どもがいると、兄弟姉妹は…
●「なんで僕(私)だけ元気なのに、あの子ばっかり?」
●「遊んでもらえなくてさみしい」
●「ママ・パパが忙しくてかまってもらえない」
●「病気がうつるかもと心配」

といった気持ちを抱くことがあります。これらの気持ちを理解し、受け止めることがまず大切です。

家庭でできる工夫

①兄弟姉妹の話を聞く時間を作る
忙しいときでも、短時間でいいので話を聞く時間をとりましょう。
「さみしい気持ちわかるよ」と伝えるだけでも安心します。

②病気の子と兄弟姉妹の時間を分ける
例えば、病気の子が昼寝中の時間に、元気な子と一緒に遊んだり話をしたりする時間を作ると、兄弟姉妹の不満やストレスが軽減します。

③家族みんなでできる”ゆるやかな時間”を持つ
例えば、みんなで絵本を読む、テレビを見るなど、無理のない範囲で一緒の時間を楽しむのもおすすめです。

④感染対策の伝える
病気がうつるかもと不安に思う兄弟姉妹には、手洗いやマスクなど簡単な感染対策を教えて、安心感を持ってもらいましょう。

親自身の心のケアも大切に

病気の子どもに手がかかると、どうしても疲れやストレスがたまりがち。
「自分がしっかりしなきゃ」と無理をすると、家庭全体の雰囲気も悪くなってしまいます。
●周囲の助けを借りる
●少しでも自分の時間を持つ
●気持ちを誰かに話す

など、自分自身のケアも忘れずに。

まとめ

病気の子どもがいると、家族のバランスを取るのは難しいものですが、兄弟姉妹の気持ちに寄り添い、少しの工夫を積み重ねることで、家族みんなが安心できる時間を作ることができます。

「今はみんなで頑張る時期」と割り切りつつも、一人ひとりの心に目を向けてあげることが大切です。

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