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2024.09.23

看病中に親が倒れないために!心と体のセルフケア術

看病中に親が倒れないために!心と体のセルフケア術

子どもが体調を崩すと、食事の準備や夜間の対応、病院への付き添いなど、保護者の負担は一気に増えます。
「寝不足だけど頑張らなきゃ」「自分のことは後回し」と思っているうちに、気づけば親も体調を崩してしまう…ということも。

でも、看病する側が元気でいることこそが、一番の支えになります。
今回は、看病中の親が無理をしすぎず、心と体を守るためのセルフケアの工夫を紹介します。

 

1.できないことは「しない」と決める

子どもが病気のときは、家事も完璧にしようとしないことが大切です。
●洗濯や掃除は最低限でOK
●食事もレトルトや冷凍食品に頼ってOK
●お世話が落ち着いたら、5分だけ横になるのも立派な休憩です

※「今は看病が最優先。全部きちんとしなくてもいい」と、自分に言い聞かせましょう。

 

2.睡眠は「質とタイミング」を大事に

夜中の看病でまとまった睡眠がとれないときは、細切れでも寝られるタイミングを逃さないことが大切です。
●子どもがウトウトしているときに一緒に仮眠をとる
●15~30分の「仮眠」でも、疲労回復に効果あり
●明かりを少し落とし、スマホの使用を控えると、より深く休めます

※短くても“寝た”という感覚があるだけで、体も心も違ってきます。

 

3.自分の気持ちも「無理に我慢しない」

「心配」「疲れた」「イライラする」「泣きたくなる」そんな気持ちが湧いてくるのは、ごく自然なことです。

●誰かに話す(家族・友人・相談窓口など)
●ノートやスマホに書き出す
●深呼吸をして気持ちを整える時間をつくる

※少しでも「自分のための時間」をとることが、心のリセットにつながります。

 

4.頼れるものはどんどん頼る

●配食サービス、ネットスーパーを活用
●家族やパートナーと役割を分担
●必要に応じて病児保育や訪問看護の利用も検討

「自分ひとりで頑張らなきゃ」と思わなくて大丈夫。
「助けてほしい」と伝えることは、弱さではなく”強さ”です。

 

5.何より「親が元気でいること」が子どもの安心に

子どもは、親の表情や声のトーンを敏感に感じ取ります。
完璧じゃなくても、イライラしてしまっても、親がそばにいてくれるだけで子どもは安心します。

無理せず、自分自身もいたわりながら、できる範囲で関わっていけるといいですね。

 

まとめ

看病中は、子どもだけでなく看病する親自身のケアもとても大切です。
「少し休む」「誰かに話す」「頑張りすぎない」
それだけでも心と体の負担がぐっと軽くなります。

子どもが元気を取り戻す日まで、親の皆さん自身の体調も、どうか大切にしてください。

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