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2024.01.23

長引く病気で不安なときに…親が気をつけたいメンタルケア

長引く病気で不安なときに…親が気をつけたいメンタルケア

子どもの病気が長引くと、親も体力的だけでなく精神的にも疲れてしまいがちです。
「どうして治らないのだろう」「いつまで続くの?」「ほかの病気では?」と不安や焦りを感じることも多いでしょう。

そんなとき、忘れてはいけないのが”親自身のメンタル”です。
子どものケアに精一杯になって、自分の気持ちや体調を後回しにしてしまうと、知らず知らずのうちにストレスが蓄積し、心の余裕を失ってしまいます。

今回は、長引く病気の時期に親が心を守るためのポイントを紹介します。

親が抱えやすい不安やストレス

●先の見えない状況への不安
●子どもの痛みやつらさを見守るつらさ
●仕事や家事との両立の負担感
●孤独感や誰にも相談できない気持ち

これらは誰でも感じる自然な感情です。一人で抱え込まず、自分の気持ちを大切にしましょう。

メンタルケアのポイント

1.自分の感情を認める

「疲れた」「不安だ」と感じたら、その気持ちを否定せずに受け入れましょう。感情を押し込めるとストレスがたまります。「今は不安を感じて当然のことなんだ」と認めることが、心の安定につながります。

2.周囲に相談する・頼る

家族や友人、病院の相談窓口など、話せる相手を見つけましょう。話すだけで気持ちが軽くなることも多いです。

3.休息時間を確保する

短時間でも自分だけのリラックスタイムを持つことが大切です。温かい飲み物を飲む、好きな音楽を聴く、散歩する、深呼吸するなど、心を落ち着ける時間を意識的に作りましょう。

4.完璧を目指さない

食事がレトルトだったり、洗濯物がたまったりしてもOK。「今は病気の子どものケアを最優先にしている」と割り切って、できないことに罪悪感を持たないようにしましょう。

小さな変化にも目を向けて

子どもの病状だけでなく、自分の心の変化にも気づくことが大切です。
例えば、いつもよりイライラしやすい、眠れない、食欲がないなど、疲れやストレスのサインを感じたら、無理をせずに対処しましょう。

まとめ

長引く病気の看病は、とても大変で心も疲れやすいものです。
でも、親が元気でいることが子どもにとっても一番の支えになります。

自分の心の声に耳を傾け、無理せず、助けを借りながら、一歩ずつ進んでいきましょう。

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