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2025.10.20

食欲の秋こそ要注意!感染性胃腸炎と食中毒の予防

食欲の秋こそ要注意!感染性胃腸炎と食中毒の予防

秋はおいしい食べ物が増える季節。気温が下がって過ごしやすくなる一方で、感染性胃腸炎や食中毒のリスクが高まる時期でもあります。

「食欲が出てきたな」と思った矢先に、急な嘔吐や下痢、発熱が起こるとビックリしますよね。
こうした体調不良を防ぐには、ウイルスや細菌の感染経路を知り、日常の中で気をつけることが大切です。

秋に増える「感染性胃腸炎」と「食中毒」

感染性胃腸炎(ウイルス性)
ノロウイルス・ロタウイルスなどによって、吐き気・嘔吐・下痢・発熱などの症状が出ます。手指や食品、環境を通じてうつることが多く、集団生活の中で広がりやすいのが特徴です。

食中毒(細菌性)
秋は気温と湿度が安定し、菌が繁殖しやすい条件がそろう時期。料理・保存方法によっては、サルモネラ菌、腸炎ビブリオなどによる食中毒が起こることもあります。

家庭でできる予防の基本

【手洗いはしっかり・こまめに】
特に調理の前後、トイレの後、食事の前には石けんで丁寧に洗いましょう。小さな子どもにも一緒に習慣づけを!

【調理・保存のポイント】
●加熱はしっかり中まで火を通す
●作り置きや残り物は早めに冷蔵庫へ
●お弁当は冷ましてからふたを閉める
●調理器具や台所用ふきんの消毒もこまめに

【嘔吐・下痢の処理は慎重に】
感染性胃腸炎が疑われる場合は、手袋・マスクを着用し、使い捨てのペーパーで拭き取り、塩素系消毒剤で消毒をしましょう。家庭内感染を防ぐためにも重要です。

体調が悪くなったときの対応

●嘔吐・下痢が続くときは、まずはこまめに水分補給を
●食事は無理をせず、消化の良いものから少しずつ
●発熱やぐったりする様子があるときは、早めに受診を

まとめ

秋はおいしいものが増えて楽しい季節ですが、感染症や食中毒のリスクにも注意が必要です。
日常の中でできる小さな習慣が、家族みんなの健康を守ります。

「食べること」が安心して楽しめるように、手洗い・衛生管理・体調チェックを意識して、秋を元気に過ごしましょう。

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