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2024.08.23

病気の子どもに絵本を!読み聞かせで心もケア

病気の子どもに絵本を!読み聞かせで心もケア

子どもが体調を崩して家で過ごしているとき、心も少し不安定になることがあります。
「なんだか元気がない」「ぐずぐずして泣いてばかり」そんな時期こそ、絵本の読み聞かせがやさしい心のケアになることをご存じですか?

言葉にならない不安やつらさを抱えている子どもたちにとって、絵本の世界は安心できる”もうひとつの居場所”になります。

病気のとき、心も元気とは限らない

熱や咳、鼻水といった体の症状だけでなく、病気のときの子どもは心も不安定になりがちです。
●保育園や遊びのリズムが崩れる
●家でじっとしている時間が長くなる
●体がつらくて気持ちをうまく言えない

そんなときに、読み聞かせを通して「気持ちを切り替える時間」があるだけで、子どもはぐっと落ち着くことがあります。

絵本の読み聞かせがもたらす効果

安心感を与える
親の声は、子どもにとって一番落ち着く音です。
穏やかな声で読み聞かせるだけで、「そばにいてくれている」という安心感が生まれます。

◎気持ちを代弁してくれる
絵本の中には、病気や不安、さびしさなど、子どもが感じていることを描いたものもあります。
「この子も同じ気持ちなんだ」と感じることで、心が軽くなることも。

気分転換になる
長いお休み中は退屈を感じやすいですが、絵本の世界は想像力を広げ、楽しい気分転換になります。

どんな絵本が向いている?

体調や気分に合わせて、次のような絵本を選んでみてください。
短めで、やさしいストーリーのもの
集中力が落ちていても楽しめる

いつも読んでいる”お気に入りの1冊”
内容を知っていて安心できる

病気や体のことをやさしく描いた絵本
「私も一緒だ」と感じられる

音や繰り返しが楽しい絵本
声を出して楽しめるときに◎

※無理に新しい本を読ませる必要はありません。
子どもが「これがいい」といった本を何度でも読んであげましょう。

読み聞かせのポイント

無理に集中させなくてOK
横になって聞いているだけで十分

読む側もリラックスして
親が落ち着いていると、子どもにも伝わります

ときには”読まずに眺める”だけでも◎
一緒に絵を見るだけでも心のつながりに

まとめ

病気のときこそ、子どもの心は「寄り添い」を必要としています。
絵本の読み聞かせは特別なことをしなくても、親子で安心できる時間をつくるやさしい方法です。

子どもの心にそっと寄り添う1冊を、そばに置いてみませんか?

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