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2025.02.23

突然の発疹にビックリ!考えられる原因と見極め方

突然の発疹にビックリ!考えられる原因と見極め方

朝まで元気だったのに、お風呂に入る前に体を見ると赤いポツポツが…。
子どもの発疹は突然現れることも多く、ビックリしてしまいますよね。

発疹にはさまざまな原因があり、中にはすぐに受診が必要なことも!
今回は子どもの発疹によくある原因や受診の目安について、わかりやすくご紹介します。

発疹の原因はいろいろ

子どもの発疹は、大きく分けて以下のような原因が考えられます。

1.ウイルス感染によるもの

突発性発疹
生後6ヶ月~1歳前後によく見られます。高熱が下がった後、全身に赤い発疹が出て、数日で自然に消えます。

風邪やインフルエンザなどのウイルス性疾患
一部のウイルスでは、熱と一緒に発疹が出ることがあります。

2.アレルギーやかぶれ

●食物アレルギー
特定の食べ物を食べた後、じんましんやかゆみを伴う発疹が出ることがあります。

●薬疹(くすりによる発疹)
解熱剤や抗生物質を飲んだ後に発疹が出る場合は、すぐに医師へ相談する。

●接触性皮膚炎(かぶれ)
肌に合わないクリームや衣服の素材などによって起こる発疹です。

3.虫刺されやあせも

暑い季節にはあせも、屋外で遊んだ後は虫刺されが原因のこともあります。
かゆみや赤みが強い場合は、爪でひっかいて悪化しないように注意が必要です。

発疹を見つけたときのチェックポイント

発疹の種類や広がり方から、ある程度の原因を見極めことができます。
以下の点を観察してみましょう。

●発疹の出たタイミング(熱の前後、食後など)
●かゆみや痛みがあるか
●発疹の広がり方(全身?体の一部?)
●発疹の形状や色(赤い点、ブツブツ、水ぶくれなど)
●熱や咳、下痢などほかの症状が伴っていないか
●最近新しい食べ物や薬を使っていないか

※メモや写真を撮っておくと、受診の際に役立ちます。

受診の目安は?

次のような場合は、早めに小児科を受診しましょう。

●高熱と発疹が同時にある
●顔色が悪い、ぐったりしている
●発疹が急に広がる、水ぶくれやただれがある
●かゆみや腫れが強く、かきむしってしまう
●薬や食事の後に発疹が出た
●呼吸が苦しそう、口の中や目にも発疹がある

自宅でのケアのポイント

受診の必要がない軽い発疹の場合は、自宅でのケアで様子を見ることもできます。

●皮膚を清潔に保ち、汗をかいたらこまめに拭く
●爪を短く切って、かきむしり予防
●刺激の少ない保湿剤や衣類を選ぶ
●かゆみが強い場合は冷やす。市販のかゆみ止め(医師と相談の上)を使用するするのも○。

まとめ

子どもの発疹には、ウイルス性、アレルギー、かぶれなどのさまざまな原因があります。
発疹そのものに慌てず、「いつから出たのか」「どんな様子なのか」を観察することが大切です。

少しでも「いつもと違う」「心配…」と感じたら、迷わず受診を!
日々の観察と適切なケアが、子どもの安心と早い回復につながります。

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